今日の当直は、久し振りにばんばん救急車が入るし、中々ハ〜ドでごんす。
と、思っていたら、ひらひらと何か救急室内を舞っている生き物がいた。
捕獲してみたら、下のようなトンボだった。
婦長さんの話しだと、自分が子供の頃は一杯いたおはぐろトンボだと言う。最近はとんと見かけなくなったのだと。
年季の入った婦長さんなので、大分昔には栄えていたと言うことなのだろうが、現代でははびこることが出来ない種なのか。
体長10cm位。呼吸に合わせるように、羽を閉じたり広げたりしている。
右は胸部の拡大。見づらくて申し訳ない。余り胸は大きくない。飛翅筋が普通のトンボより少ない感じ。そのせいか、飛び方もガツガツしていなくて、前後の羽を一緒でなく交互に羽ばたかせて、ひらひらと舞う感じ。チョウチョのようで優雅だ。
貴重なようなので、写真とってからすぐ逃がした。手に留まって中々飛んで行かなかった。達者で暮らすでごんす。
参考に、春先に家の庭にいた似た形のトンボを示すでごんす。
羽と尾部の一部にしかピンが来てないでごんす。
この撮影は極めて困難で、捕まえるより難しいでごんす。