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水ぼうそうについて

 

 水ぼうそうは、1−2歳の子供に多い、ウイルス性の伝染病です。

 一回なると、免疫が出来て、二度と掛からなくなります(例外あり)。

 感染後潜伏期約2週間を経て、水疱が出来、約1週間でかさぶたになります。この約1週間は他のおともだちにうつす可能性があるので、幼稚園に行ってはいけません。

 治りかけ。もう保育所に行っていい人。

 治りかけの拡大。かさぶたが取れて下掘れ状態になっている。

 かさぶたが出来ると感染性はなくなりますので、登園も可能です。この時期引っかいてかさぶたをとる人がいるので、きびしく注意して下さい。二次感染を起こして重症化する場合があります。

 その後、ウイルスは知覚神経をさかのぼり、神経根といわれる、神経の根元に潜んで、暫くは大人しくしているようです。

 体調が悪くなり、免疫機能が低下したり、年齢が上がり、一旦獲得した免疫が年月とともに落ちて来たりすると、時につづらご(帯状疱疹)となって、痛みを伴った水疱が出ることがあります。 水疱が治っても、痛みだけが持続することがあり、厄介なものです。

 

つづく