1993年以来、アメリカ国防総省において運営されてきたGPS(Global
Positioning System) とは、地球の廻りをぐるぐる廻る第56航空宇宙師団の管轄する人工衛星から出る電波を
detect して、到達時間の差などを使って、自分の位置を測位、特定するためのシステムだ。全地球的に、不特定多数に利用できるようになっている。緯度、経度、高度、時刻(GMT)が分かる。このようなシステムは、他にロシヤのGLONASSがあるが、一般的ではない。
GPSは、所謂カ〜ナビの位置取得に使用されるなど、盛んに利用されてきた。
しかし、アメリカに敵対する国家、団体もあまねく利用できるため、米国防省は故意に精度を低下させる目的で、GPS衛星の信号に誤差をランダムに織り込んで、最大100m程度のぶれを生じさせるいぢわるをしてきた。これが、
Selective Availability 、略してSAと呼ぶものである。
これをキャンセルするために(それだけでもないが)、日本では、カ〜ナビにジャイロや加速度、車速センサ〜を付けて自立航法やマップマッチングによる補正をしたり、FM多重放送を利用したGPEXをはじめとするDGPSシステムを運用したり、苦心してきたのである。
その成果もあり、日本は、カ〜ナビを中心として、民生レベルでは最もGPSを利用している国になっていると思われる。
ただし、DGPSなど利用すると、面倒なシステムを必要とするため、根本的な解決として、SAの解除が待たれていた。
そして遂に、日本時間2000年5月2日9時、SAが解除された。過去湾岸戦争時やアメリカ軍飛行機の遭難などで、捜索隊支援のためか、一時的にSAが解除されたことはあるが、今回は恒久的な解除らしいぞ。
前置きが長くなって申し訳ないが、わしのGPS3のEPEとDOPの値を見てくれ!
凄い精度が出ているぞ。
これを見せたかったんだ!ただそれだけだ!
糞処理場近くの土手にて。
EPE3m、DOP0.8とかつてない激しい精度が出ている。こんなになったことは今までないよ。
因みにEPEっては、大体の誤差、DOPってのは、衛星電波の信頼度らしい。つまり、昔に打ち上げた古い衛星の電波も使う場合は、DOPが増加するって訳け。
車載のSONYのポ〜タブルカ〜ナビも、急に精度が上がって、殆ど道路に
on the line だ。
これで、例えばマツタケを採った場所も、ピンポイントに記録できる。毎年大漁だ!