飛島撮影旅行の巻き
preface

 鳥島に行きたいなぁと思い立ったのは、暑くなる一寸前辺り。
 なんか海の果てと言うかんじで、良さそうだと思い出した訳だス。
 所が、鳥島と一言で言っても色々あるだス。

 南の外れの鳥島は、全くの無人島でアホウドリの繁殖地だス。行っても鳥の糞が落ちてくるだけだろう。アホウドリに突つかれるかもしれないし。翼長2.4m、北半球最大の飛べる鳥だってよ。

 もっと南の方に沖の鳥島ってもあるが、満潮時には一寸した岩しか顔を出さず、日本の200海里の漁業範囲を劇的に広げる有難い日本領土として、200何十億円もかけて護岸工事をしたと言う朧な島だス。満潮の度に水没しても何なので、ここもだめちょんぴだス。

 そこで、南鳥島と言うのが尤もいいらしい感じだった?。日本の南東2000Kmに浮かぶ小さな島で、日本が乗っているユーラシアンプレートでなくて、ハワイが乗っている太平洋プレートに乗っかっているらしい。海洋性熱帯気候で、全くいいらしいだス。
 しかし、南鳥島には軍隊と気象庁の観測隊しかおらず、一般人は立ち入り禁止になっとるだス。
 残念無念。

 それでは、一寸鳥島と名前が似ている飛島なら、県内だし、アイランドだし、いいんでないの?

 と言う訳で、飛島旅行と相成ったでごんす。

 目的は、撮影だス。

 飛島撮影旅行だス〜。